男性不妊症とは男性が原因となる不妊症です。主に無精子症や造精機能障害などを指します。
前回紹介した「男性機能障害」「男性の性欲の減少」のような症状とはまた異なります。
男性不妊症とは、男性側の生殖能力が原因となる状態です。精子の数が少ない、運動が悪い状態をはじめ、精子の製造能力が芳しくないなど原因としては様々です。
一般的に女性側の原因が考えられてきましたが、男性の生殖能力によって妊娠にも影響が出てきます。
男性不妊症の問題点は、ではどんな治療をすれば良いのか?について迷われる点だと思います。
骨折をしたならギブス、足を痛めたなら松葉杖と言ったように、怪我や症状によっては対処方法が明確です。
ただ、男性不妊症の場合どんな治療を受ければ良いかに迷われる男性は多いはずです。
脳ストレスの観点から見ると、脳の視床下部という場所に溜まったストレス状態が高いと自律神経に負荷をかけると考えます。この数値が高い状態では自律神経にも影響が出やすく、最終的には睾丸や精子を作る精巣にも影響が出るのではないかと考えます。
男性の方ならご存知ですが、男性の生殖機能が高まるのは副交感神経優位の状態であり、リラックスした状態です。部屋でゆっくりしている時や仕事がひと段落して気が抜けた時など心と体が休まった時に男性の性欲や勃起機能が高まります。これは副交感神経が優位になることが理由です。
運動中や仕事中など交感神経が優位な状態では、勃起もしませんし、性欲が高まることはありません。あくまでも交感神経から副交感神経が優位になったリラックスした時に高まります。
そういった思考を巡らせてみると、男性不妊症の原因の1つに副交感神経の状態はチェックしてみる必要があるかもしれません。
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